行と行の合間にある、その休息に 3

特定の相手ではないけれど、その集団 だったりものに対しちょっとした嫌悪感がある。

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嫌いなものに対する言語化と整理

前衛的と言うのかなんというのか

いわゆるホテルというものの常識を覆す、そんな場所があった。

カフェの延長のような形で、自由でおしゃれで。

一つの型にはまらないような感じだ。

最近巷で流行っているような若者ちっくな、いかにも年齢層の高い人間は入らないような建物とデザイン、それから雰囲気。

中央にはカウンターがあり、カジュアルな服装で、尚且つ髪色の派手な人たちがいる。

どうやらそこがフロントデスクらしい。

ロビーにはカフェが併設されていて、長テーブルがある。そこには年の若めの人たちがみパソコンを広げて作業をしていた。

自分と近しい(少し上ではあるが)世代が集まるような場所で、自分にとっては抵抗感のある場所だった。同族嫌悪に近いものなのかもしれない。

みな一様に、同じように作業をしている。

自由な雰囲気のあるホテルと、そのロビー。

こういう雰囲気は個人的に苦手だ。好きになれない。

でも、それを一目見た時に感じたことは悪いものだけではなかった。

あまりほかでは見ないような、ホテルという固いイメージを払拭するような空間と場所。独創的な雰囲気。

それを素直に、すごいなと思う自分もいた。

加えて、一抹の嫉妬心も見つけてしまったのだから

居た堪れない気持ちになる。

 

嫉妬心の正体

自分と同世代で活躍している人を見ると決まって少し、ネガティブな気持ちになる。

その人と自分とを、どちらが優れているのかで比べてしまっているわけではない。自分には自分の良さがあるし、そこを比べたところでどうにかなることなんて何もない。

自分は自分でしかないし、その時点で唯一無二なのだからと、そのことは頭で理解できている。

でもどうにも嫌な気持ちになるものだから、その人から目を逸らしたくなる。

きっとその人が活躍しているフィールドが、立場が、自分もそうありたい、そうあったらきっと楽しいだろうなと思う場所だからこそ、そう思ってしまうのかもしれない。

これも嫉妬心の一つなのだろう。

でも結局これは、自分の理想やそれに近いものをかたどっているのであって、それに気づくことができれば、もっと言えばそこから何か行動できれば、嫉妬心も悪いものではなくなるのかもしれない。

 

嫉妬心は、自分のなりたい姿をかたどっている。

嫉妬心から考える「自分のなりたいもの」

自分がどうありたいか、なんて質問にすぐ答えられる人なんて多くはないと思う。

自分もそのうちの一人だし、どうにかこうにか頭の中で考えを巡らせて、その上で出た結論にも納得せず、そんなことを繰り返していくうちになんとなく、あ、こんな感じか、で出来上がったものを「自分のなりたいもの」に据えている。

だからこそ、自分が何に嫉妬するかでその答えを据えてしまうのは簡単でシンプルだな、と思った。

できればネガティブなことなんて考えたくもないのだけれど、怖いものを挙げろ、自分の悪いところを挙げろ、と言われてすぐイメージができる一方、楽しいもの、嬉しいものは?自分の良いところは?と聞かれて少し困るように、負の側面から考えた方が答えやすいものもある。

そこから、負の側面で終わらせずに正の方へ持っていけるかが分かれ道なのだろう。

おまけ

あ、まぁここでいう嫉妬心というのは、恋愛における嫉妬心とはまた違うベクトルのようなものだと考えて書いたので、そのあたりは悪しからず。似たようなものなのかもしれないけれど。笑

自分の場合は、みんなの前に立って活躍している人に嫉妬します。

歌って踊ってダンスして、みんなの注目を浴びている人だったり、そういう人にも。

別にアイドルに憧れているわけではないけれど、いわゆるアーティストと呼ばれる人たちは、その人がいないとこの世に生まれなかったものを作り出しているわけであり、しかもそれが、誰かの心を動かしたり評価されているのであって、

「自分にしかないもの」を作って活躍できる人に嫉妬しちゃうみたいです。

だからこそ、自分にしかできないことができたと思う瞬間、すごく幸せだったりします。

自分にしかない経験を表現したり、それを評価してもらえて、次の仕事に繋がったり。

そういうのが、すごく楽しいみたいです。

 

では、あなたは何に嫉妬しますか?

 

 

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